浅間の噴火



このところ、浅間山の活動が活発化している。近くの池の平湿原に植物の写真を撮りに出かけた日の昼頃に、黙々と灰色の雲が山の端から立ち上ってきた。ここからは浅間の姿は見えないが、浅間の噴火に間違いない。数分置きくらいに小規模の噴火が何度も見られたが、音は聞こえなかった。
翌日の方が活発だったらしく、浅間の南にあたる軽井沢では、ひどいときには車のワイパーをかけないと先が見づらい状態だったという。2日後の朝方、自宅(埼玉)の車にはうっすらと火山灰が舞っていた。こんな遠くまで飛んでくるのかと火山の恐ろしさをあらためて感じたしだいだ。
2004/09/15 長野県池の平湿原にて
自宅のベランダに降った火山灰の顕微鏡写真50倍 (2004/09/18)