池谷・張彗星



池谷・張彗星と飛行機の光跡

2月1日に池谷薫さんと、中国の張大慶(チャン・ターチン)さんによって発見された池谷・張彗星は順調に尾が伸び始めている。肉眼ではちょっと見つけにくいが、7倍50mmの双眼鏡では、コマのぼんやりした姿と尾が確認できる。観測できる時間帯が18時30分過ぎから19時30分ころまでと短いため、写真撮影には、あらかじめ準備が必要だ。極軸合わせはもちろんであるが、彗星の位置をあらかじめ把握しておかないと、時間がどんどん過ぎていってしまう。その間にも彗星は西の地平線に近づいていく。春霞が低空ではかなりあるため、条件は厳しい。それにカメラファインダーに彗星を入れるのにちょっと苦労した。


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