池谷・張彗星(C/2002 C1)

池谷・張彗星と飛行機の光跡

2月1日に池谷薫さんと、中国の張大慶(チャン・ターチン)さんによって発見された池谷・張彗星は順調に尾が伸び始めている。肉眼ではちょっと見つけにくいが、7倍50mmの双眼鏡では、コマのぼんやりした姿と尾が確認できる。観測できる時間帯が18時30分過ぎから19時30分ころまでと短いため、写真撮影には、あらかじめ準備が必要だ。極軸合わせはもちろんであるが、彗星の位置をあらかじめ把握しておかないと、時間がどんどん過ぎていってしまう。その間にも彗星は西の地平線に近づいていく。春霞が低空ではかなりあるため、条件は厳しい。それにカメラファインダーに彗星を入れるのにちょっと苦労した。


2002/4/13 3:13〜3:17 NikonFM f=500mm(F8)
ビクセンフォトガイド自動追尾
Konica Centuria Super 1600、北軽井沢にて


2002/4/13 3:45〜3:50 NikonFM f=200mm(F4)
ビクセンフォトガイド自動追尾
Konica Centuria Super 1600、北軽井沢にて