シュワスマン・ワハマン第3周期彗星



シュワスマン・ワハマン彗星のC核を写す。しだいに明るさを増していて現在は9等台に入っている。ダストの尾もはっきりとしてきた。彗星観測途中の20時25分ころ、しし座の南側を明るい光跡が尾を引きながらゆっくりと東に移動して行った。金星よりもはるかに明るくて、流星(火球)なのか、隕石の落下なのか、衛星の落下なのかは不明である。

(追記:大流星について)
●3月30日のフジテレビのニュースでビデオ撮影した映像が流れ、都内でも40件程の問い合わせが天文台の方に寄せられたみたいです。国立天文台の見解では流星の中でも明るい火球ではないかということでした。流星群でもなく、シュワスマン・ワハマン彗星が撒き散らしたものでも無いとしたら、いかに地球の軌道上に多くの物質が残っているかということにもなる。
●この現象を見た友人の「人工天体の落下である」という意見
その理由として以下の項目を挙げている。
(1)流星にはない極めてゆっくりとした速度である。
(2)大流星にしては痕が無かったこと。
(3)進行方向がほぼ西ー東に向かっていた。
●結論としては、友人の意見が妥当ではないかと思う。

シュワスマン・ワハマン彗星C核

73P/ Schwassmann-Wachmann3(C)
2006/3/29 22:36 ISO1600 120秒露出
2006/3/29 22:41 ISO800  120秒露出
ダーク補正後、2枚合成
Vixen R200SS直焦、コマコレクター
EOS20Da、LPS-P2Filter
自宅にて

   by Stellanavigator (22:40)
彗星の軌道