★堂平天文台が国からときがわ町に移管されて「星と緑の創造センター」として生まれ変わりました。天文台は一般公開され、月に1〜2回の観測会が行なわれています。昨日行なわれた観測会では、しだいに薄雲が張り出して見え味はいまいちでしたが、地上の夜景はすばらしいものでした。天体観測と地上の明かりは相反するものですが、野外宿泊施設としてはこれもひとつの魅力になります。地上の明かりがあってもここは800mの山の上にあるため、天頂付近は結構いい空を見せてくれます。夜景と星空がうまく調和した施設造りに今後とも頑張ってもらいたいものです。
ドーム内には宿泊できる施設があり、外にはモンゴル式テント(パオ)、ログハウスが建てられこちらも泊まれるようになっています。パオをはじめすべての宿泊施設は冷暖房が完備されています。パオは透明な丸天井があって、寝ながら星空を垣間見ることができるようになっているのも魅力です。まるでモンゴルの草原に寝転んで星を見ているような感覚になります。パオのあたりは広場になっていて、星空観測も充分にできる条件が整っています。
毎月の観測会では天体ボランティアの方達の助力によって天体観測が行なわれていますので、機会があったら行ってみるのも楽しいですよ! |
天体ドームがある堂平山頂上からの夜景 |
91cm鏡が収まっている観測ドーム |
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●第1焦点 (ロスレンズ付き)
合成焦点 |
4519.7 mm |
F 値 |
5.05 |
焦点面スケール |
43".6 /mm |
●第2焦点 (カセグレン焦点)
合成焦点 |
16658 mm |
F 値 |
18.22 |
焦点面スケール |
12".4 /mm |
★観測は第二焦点での眼視&写真観測が主体になっています。
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観測会風景
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ログハウスとパオ
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★ 目下、ぼくの目標としては大望遠鏡にWEBカメラを取り付けて土星や木星などの画像を撮ることを目指します。昨日、自作のWEBカメラ(ロジクール製Qcampro4000)での撮影を試みましたがシーインングが悪く、見れた像ではありませんでした。しかしこのシステムで撮影可能なことが分かりましたので、今後はシーイングのいい日をねらって撮影したいと思っています。このシステムはWEBカメラにCマウントレデューサーを取り付けてあるため直焦像の約0.6倍の大きさに写すことができます。カメラに付いていたレンズをはずしてしまったため、IRカットフィルターを別途取り付けるようにしました。50.8mm径接眼部に差し込める形式にしてあります。3本の止めねじが見えていますがこれをゆるめるとCマウントレデューサー付きのカメラが取り外せるため、他のカメラも差し替え可能です。 |
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●ときがわ町ホームページ内に関連ページがあります。
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記:2007/5/12
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