紅葉・黄葉の旅



バスツアーでの一泊二日の紅葉・黄葉を楽しむ旅に出かけてきた。第一日目は川越ー八王子ー飯田経由で香嵐渓へ行く。途中、治部坂峠での紅葉を車窓から楽しむ。

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治部坂峠の紅葉1

治部坂峠の紅葉2

治部坂峠の紅葉3

朝7時45分に川越を出発して香嵐渓(こうらんけい)に着いたのは14時30分頃。結構遠い。香嵐渓は愛知県の豊田市の西方に位置している紅葉の名所。京都・嵐山の渡月橋を模した橋のあたりが紅葉のメインであるが、ご覧のようにもみじはまだ緑色。イチョウの黄葉は今が見ごろだった。ここの紅葉は11月20日過ぎが一番ということで楽しむまでには至らなかったが、それでも人の出は多い。観光バスの駐車場は満杯状態だった。

香嵐渓1

香嵐渓2(イチョウの黄葉)

香嵐渓3(渡月橋)

宿は恵那峡に面したホテル。到着したのが5時過ぎ。早速、温泉に浸かって旅の疲れを取ることにした。ここの温泉は塩分を含んだ天然温泉で体の芯から温まる。
 翌日は朝一番に遊覧船に乗船しての恵那峡見物。恵那峡(えなきょう)は大正13年に作られた大井ダムによって木曽川が堰き止められてできた人造湖である。30分くらいの遊覧観光であるが、奇岩が多く見られ特に黄色を主体にした黄葉風景を楽しむことができた。

恵那峡1(左に見えるのが大井ダム)

恵那峡2(笠置山1128m)

恵那峡3(獅子岩と金床岩)

恵那峡4

恵那峡5

恵那峡6(恵那峡大橋)

恵那峡7(屏風岩)

恵那峡8(大井ダム)

恵那峡の観光を終えると、次は妻籠宿(つまごじゅく)へ向かう。ここは江戸から数えて中山道42番目の宿場町。電柱が無い昔ながらの町並みが保存されている。雨が降っていたが土曜日とあって観光客も多い。格子の家は見るだけでも落ち着ける。五平餅(ごへいもち)を食べながら町を散策。野沢菜や栗などを餡(あん)として作っている饅頭屋に入ると囲炉裏に火が焚かれていた。炉辺で饅頭を頬張る。郵便局の四角いポストは趣があってなかなかいい。このポストは今でも使われている。

まゆみの実(にしきぎ科)

妻籠宿1

妻籠宿2(妻籠郵便局)

妻籠宿3(実演をしている職人さん)

妻籠宿4(囲炉裏)

妻籠宿5

妻籠宿6(軒先の干し柿)

飯田線・天竜峡駅から列車に乗り込んで車窓から渓谷沿いの紅葉を楽しもうという趣向。駅構内は同じ目的の観光客で溢れていた。同じような企画を旅行各社がするものだと呆れてしまった。それでも3両編成のローカル線に何とか乗れて為栗(してぐり)駅まで約30分の車窓からの風景を楽しむ。駅に停車してもドアは開かない。降りる人が手で開く仕組みになっている。普段は付近の人たちだけが利用するがら空きの列車なのだが、この季節ばかりはラッシュアワー状態だ。列車本数は2時間に一本程度の何とものどかな地域だ。為栗駅から再びバスに乗り込むまで20分くらい山道を歩かなくてはならない。まずは天竜川に渡した揺れる吊り橋を渡っていく。

天竜峡1

天竜峡2(吊り橋)

天竜峡3

天竜峡4

天竜峡5

天竜峡6

あちこち摘まみ食いの急ぎ旅ではあったが、しばし紅葉や黄葉を楽しむことができた。今度はゆっくりと楽しみたいものだ。

11日は低気圧の影響で雨が降ったり止んだりの天気だった。   
2006年11月/10日〜11日