ノニとアホエン
●「ノニ」ってご存知ですか?最近、自然治療薬として注目されているジュースなんです。学名を「モリンダ・シトリフォリア」、ポリネシアの人々に愛されているアカネ科の薬草です。日本では沖縄や小笠原に自生している「八重山青木」がこれにあたります。この植物の果実、葉、茎、根から取れるエキスにはいろいろな有効な成分が含まれていて、解熱、鎮痛、糖尿病、高血圧、ガン、感染症などに効くと言われています。現地の人はこのままの原液を飲んでいるようですが、匂いも味もそのままではなかなか飲めるようなものではないようです。 最近、タモリの「笑っていいとも」でも話題になっていますね。ノニを知ったのはつい最近で、友人から飲みやすい状態にしたノニジュースを戴いて飲み始めたのがきっかけです。効能の中でとくに注目したのが抗がん作用でした。ぼくの場合、大腸ガン手術で患部はきれいに取り除きましたが、1年間くらいは注意が必要で、できれば抗がん剤を飲んだ方が良いと言われていた矢先でした。抗がん剤の副作用をいろいろ聞いていたので、どうもこれを飲む気はありません。そこで副作用のない自然治療薬に心が動いたわけです。 |
●もうひとつ、これは入院中にたまたまテレビで放送していたのを見て、これだと思ったのがアホエンでした。ニンニクから抽出したアホエンは、記憶力の増加、血液をさらさらにする(活性酸素、コレステロールを取り除く)、血糖値・尿酸値減少、それに抗がん作用があるという触れ込みでした。スペイン語でニンニクのことを「アホ」と言うそうです。 番組では自宅で作れるアホエンオイルを紹介していました。これをさっそく娘が作ってくれました。毎日小サジ一杯を味噌汁やサラダなどのドレッシングなどと一緒に食すればいいということも気にいりました。今では毎日これをみんなで飲んで健康に注意しています。 【アホエンオイルの作り方】 アホエンを抽出するには80度以下ということが条件でこれ以上だと壊れてしまうということです。そこでコップに100ccの植物油を入れておき、これを水を入れたなべに浸して間接的に暖めます。水が沸騰したら、細かく切ったニンニク(二つぶ)を入れて火を止めて、そのまま自然に冷めるのを待ちます。間接的に暖めているのでコップの中は80度以下になります。その間にアホエンが植物油に抽出されるというわけです。冷めた後、ニンニクのかすを取るために漉せば出来上がりです。この液の保存期間は1ヶ月ということです。どうぞ試してみてください。 |
2004/12/14 |