再び入院



今週の土曜日に入院することに決まった。手術は月曜日。人工肛門の手術である。腸閉塞を起こさないようにどうしてもこの処置が必要になってしまった。心の準備はすでに出来ている。一刻も早く治療を開始してほしいという気持ちの方が強い。たぶん入院は手術後1週間から10日くらいかかるだろう。その後、放射線治療が始る。25回くらいの回数が必要だろうという。放射線は強すぎると、回りの健常な細胞も破壊してしまうため、少しづつ治療していくという。それも連続した治療らしく、毎日通院する必要がある。この治療が一段落した後に、抗癌剤の錠剤を呑み始めるという。同時に行なえばいいと素人は思うが、そうでもないらしい。どういう副作用が現れるか現状では確定していないらしく、無理には治療を断行しないというのが、現在かかっている先生の意見である。患者とすると、この提案に従わないわけにはいかないだろう。これもまた、気長に癌と付き合うということだと思っている。放射線治療の成り行きを見ながら腰の痛みの原因と考えられる癌の肥大による尿管の圧迫による腎臓への水の溜まり(水腎症)を考えていくことになっている。癌が縮小すれば尿管の圧迫も減り、水腎症も直るということらしい。片方の腎臓がまだきちんと機能しているので心配はないという。しかし腰の痛みは常に不快感を伴い睡眠不足の原因にもなっているので、早く何とかして欲しいと願っている。
今日、担当の先生に聞きたいことをワープロで文書を作り、その説明を受けた。先生と向かい合ったとき質問事項を忘れてしまってはいけないと考えたからだ。
手術まで気がかりなのが、ぼくを除いて家族全員がインフルエンザB型にかかっていることだ。家内から始まり、長男に感染し、今は次女と次男が寝込んでいる。ぼくの場合、作年末にA型にかかったのがいくらか免疫の役目をしているのだろうか?まだその兆候は現れていない。

病院のエントランスで家内の迎えの車を待っているときに、偶然に三回の手術(大腸の手術、ポートの埋め込み手術と再埋め込み手術)を担当してくれた小川先生にばったりお会いした。こちらは気づかずに本を読んでいるときに「加藤さん」と声を掛けてくれました。経過報告を簡単に伝えると、心配そうな顔をしながらも「加藤さん、頑張りましょう!」とぼくの肩をたたいて励ましてくれました。外科の先生には珍しく患者の気持ちをやさしく受けとめ聞いてくださる方で、信頼を置いている先生のひとりです。

 

【 今後の治療計画についての質問 】

2008/3/27 加藤保美 

1.人工肛門の手術と入院期間
2.放射線治療(結腸)の開始時期と治療の時は入院する必要があるのか。どのくらいの期間治療が必要なのか? 費用は一回あたり概算どのくらいかかるのか?
3.抗癌剤治療(肺の部分)の開始時期と方法。今までやってきたような点滴方式なのか、それとも錠剤を呑む方法なのか?それとも別の治療法があるのか?
4.腎臓と尿管の手当ては、どのようにするのか?手術の時に尿管への圧迫を取り除くことができるのか?腎臓に溜まった水はどう処理するのか?

現在の症状

37度くらいの微熱が続いている。
右の腰から横あたりが常ににぶい痛みを伴っている。押すと痛みがある。(316日ころより、この兆候があった。)。これは何が原因なのか?腎臓と関係あるのか?
 325日の朝、昼のみ、尿の色が透明な黄色ではなく、やや濃くにごったような赤みを帯びていた。排尿のときの痛みは無い。その後は普通の尿の色に戻った。尿の出方は少ない
下剤と便をやわらかくする薬の服用で便の出は順調に管理されている。下剤を飲まないと便の出が悪くなるので適用量飲む必要がある。
 マグラックス錠(毎食後2錠)
 ラキソベロン液(寝る前に飲む、12滴が下痢にならずにちょうどいい)
便が出た後も、残便感が残る。この感覚を早く取り除いてほしい。
事は少なめであるが、通常の食事をしている。食べ過ぎないように注意している。
手と足の指先のしびれ感が常に残っている。


 
 記:2008/3/27