治験薬の効果
●治験薬は入院時を一回目とすると、5月18日からは第3回目となります。2回目が終わった後、効果を確かめるためにCTを撮りました。画像を見る限り変化は見られません。変化がないということは、薬が効いていることを意味しています。以前から抗ガン剤の役割について述べてきましたが、もう一度確認のために言えば、抗ガン剤は病気が進むのを抑える働きをするものです。病気を完全退治することではないのです。そのため、病気が悪い方向に行かなければ効果があるということになるのです。 もうひとつ、ガンの状態を見るのに使われている腫瘍マーカーの値があります。2回目が終わった後、この数値は少し下がってきています。この数値からも薬が効いているということが確認できました。 体調的にも、気分はいいし、これだけでもいい方向に向いていることが伺えます。この調子ですと、この薬を続けていけそうです。5日間毎日の点滴というわずらわしさはあるものの、副作用が少なくて楽なのは助かります。これもゆっくりと薬を投与しているためだと思われます。今後、このまま進めば、投与量を上げた段階のテストが開始されるはずです。量が多くなれば、効果と副作用も増大するものと予想されますが、このテストに対してはまだ何とも言えません。 ということで、まだまだ治験薬治療は続行していきます。 |
フタリシズカ |
(記:2009/5/14) |