前立腺肥大?



前回、小水の出が悪くなった話をしましたが、今回もその続きです。小水を出すために、約2時間ごとに風呂に浸かり体を温めていました。こうすることで出ないと思っていたものが出てくるからです。小水を膀胱の中に貯めておくと腎臓への負担が大きくなり、すでに一対の腎臓のうち片方が水腎症になり、その機能を果たさなくなっています。もう一方の腎臓が同じ症状になれば、問題です。そのため小水の出については前々から注意していました。2回目の抗がん剤投与後、おしりの周りの痛みと共にこの症状が出てきたため気になって仕方ありませんでした。そこで先生に相談して、前立腺肥大患者に使う薬を出してもらいました。この薬は前立腺の大きさを少し小さくする働きがあり、尿管への圧迫を緩和し、小水の出を良くする働きがあるからです。この薬を服用後、2、3時間でその効果が現れて、小水も普通に出るようになりました。これには感激しました。前立腺肥大と小水の出の関係を知ったのは、ネットで調べていて発見したからです。診察では、まだはっきりと前立腺肥大だと判定されたわけではないのですが、これだけ顕著に症状が改善されるのを目の当たりにすると、これに間違いないのではないかを個人的に思っています。

    健康の森「日本医師会ホームページ.前立腺肥大」より

もうひとつ、こちらの方が当たっているかも知れません。前立腺肥大があるときに「風邪や花粉症で抗ヒスタミン剤を飲んだりすると、狭くなっていた尿道が薬の影響で完全に閉鎖して、急性尿閉が起こることもある」いう。確かにこの時期、鼻水が出やすかったため鼻炎カプセルを飲んでいました。これが元々細くなっていた尿管を締めてしまったと考えられます。薬の注意欄を見直してみると「前立腺肥大で尿排出困難な人は服用しないでください」と書いてありました。
 今回感じたことは、医者に対して痛みやその他の症状を事細かに話すことと、自分でも情報をいろいろ調べてみて、自分なりの考えを医者にぶつけることが必要だと思いました。今回、医者に対しては風邪薬(抗ヒスタミン剤)を飲んでいることは話してありませんでした。これがいけなかったのでしょう。すべてを話すことが必要です。生兵法は怪我の元。
 それでもひとつ頭に入れておくことがあります。医者は症状に際立った悪い変化がないと今までの処方で続けようとします。患者にしかわからない辛さを正直に伝えることと、自分でもこれはと思う病気の可能性が無いかを医者に念を押すことが必要だとつくづく思いました。医者に信頼を置いていることは確かですし、そうしないと直る病気も治らないのですが、すべてを医者任せにはできないということも常に心に刻んでおく必要があると思うのです。
 自分の体は自分が良く分かっています。そのすべての情報をどうやって病気や健康に結びつけるのかは、本人が意思を持って迫っていかなければ決して向こうからは決して近づいてこないように思います。自分の意思、気力、夢を持ち続けることが回り道でもいいから病気に打ち克つ道であると、このごろよく思うのです。

記:2008/12/25