タンポポ(キク科)
日本たんぽぽ(左)と西洋たんぽぽ(右) |
●たんぽぽ(蒲公英)。きく科の植物であるが、たんぽぽの語源は、 「タンポ穂」からきているらしく、咲いたあとの白い果実穂の丸いふわ ふわした形が、拓本などに使うタンポに似ているところからという。 道端で見かけるたんぽぽの花を良く見ると、2つの種類があるのに気 づく。 花の下側にある緑色のがくの部分が一方は花びらに沿っているが、 他方は下に反り返っている。前者が昔から日本にある「たんぽぽ」で 後者は、西洋から帰化した「せいようたんぽぽ」である。 にほんたんぽぽの方が、少し大きいように思える。 |
●たんぽぽの葉や花は、てんぷらにするとおいしい。家では 良く、そばを食べるときに、手軽な食材として用いている。 根は、相当に深く地中にまっすぐ伸びているが、これを取って 来て、細かくきざみ、フライパンの上で弱火でゆっくりと乾燥さ せる。こげ茶色のいいぐあいになったら、「たんぽぽコーヒー」 の出来あがりである。後は、やかんで煮出せばいい。健康的 なコーヒーを味わうことができる。 |
日本たんぽぽ(左)と西洋たんぽぽ(右) |