ここに移り住んで30年近くになるというのに、この町の隅々まで歩いたことはまだありませんでした。あらためて歩いてみると石仏の多い町であることに気づきます。鳩山は比企丘陵の里山がまだ多く残っている町です。田舎道の傍らやお寺の門前にはお地蔵さんや庚申塔(青面金剛)、如意輪観音、聖観音などが静かに佇んでいます。短期間に集中的に撮り歩いてみて全体像がいくらか把握できたので、これからはゆっくりとひとつひとつを見ていこうと思っています。 鳩山町ホームページ

1.地蔵(宝暦13年:1763年)
右子のごんげん、左あかぬま」と読める。
道票も兼ねていたようだ。

地蔵
真光寺六地蔵
.2.真光寺・六地蔵(2009/6/29撮影)

真光寺・六地蔵

3.三嶋神社入り口の馬頭観音
三嶋神社青面金剛
4.三嶋神社近くの青面金剛

三嶋神社近くの青面金剛
三嶋神社近くの地蔵
5.三嶋神社近くの地蔵

三嶋神社

28、三嶋神社・地蔵

29、三嶋神社・狛犬
青面金剛
6.小用・馬頭観音&青面金剛

小用・青面金剛足下の三猿

小用・青面金剛

小用・馬頭観音

8.毛呂神社・鳥居と狛犬
聖観音
7.小用・聖観音

8.毛呂神社・狛犬  背中には子どもが乗っている

8.毛呂神社・狛犬
熊井、成願地蔵
9.熊井・成願地蔵
今宿、地蔵
10.今宿・地蔵

今宿・地蔵

今宿・庚申
今宿、如意輪観音
22.今宿・如意輪観音

23.熊井・板碑

熊井・板碑

24.熊井・道標型地蔵

熊井・道標型地蔵

27、大豆戸・庚申塔

25,大豆戸・聖観音他

大豆戸・聖観音他

大豆戸・聖観音
休山寺
11.休山寺・如意輪観音
休山寺、弥勒
休山寺・如意輪観音
金沢寺
12、金沢寺・地蔵

金沢寺・地蔵
熊井、青面金剛
13、熊井・青面金剛

14、高野倉・八十八ヶ所巡り

高野倉・八十八ヶ所巡り・地蔵菩薩

高野倉・八十八ヶ所巡り・地蔵菩薩

15、妙光寺・板碑(大日如来)

妙光寺・板碑(大日如来)

鳩山から秩父方向を望む。鳩山はまだまだ自然が豊富なところです。
大橋の石仏
大橋交差点の石仏

17.大橋交差点の庚申1

18.大橋交差点庚申2

大橋交差点庚申2
文化三年丙寅(1806年)

サルタヒコ(猿田彦)はこの世と死後の世界の境を仕切る存在で、八岐(やちまた)という境を仕切り護る存在と言われています。季刊誌「日本の石仏」129号に掲載された鎌田東二さんの公開講座の記録に興味ある事柄が掲載されていました。サルタヒコは古事記や日本書紀で、いろいろ名前を変えて登場します。ヤチマタヒコ、クナドノカミ、クナドノサエノカミ、サエノカミ、ヤチマタ、チマタ、クナドといろいろ言われるのですが、すべて境に関係していて、これが道祖神、庚申と習合し、仏教の地蔵菩薩と結びついていくと考えられています。さらに知らなかったのですが、サルタヒコはアメノウズメノミコトと結婚したんですね。あの天の岩戸に天照大神(アマテラスオオミカミ)が隠れたときに、岩戸の前で踊りを踊ったあのアメノウズメノミコトなんです。またもうひとつ知らなかったことが、お稲荷さんの神様は誰かということです。お稲荷さんは三座があって、上、中、下の峰(あるいは塚)と分かれていて、上の峰はアメノウズメノミコトを祀っており、中の峰は夫であるサルタヒコを、そして下の峰をウカノミタマ(穀物、食べ物の神)を祀っているそうです。
鳩山のサルタヒコの文字塔では「猿田彦太神」となっていて、大きいではなくて太いという字があてられているのが少し他と違うようです。
サルタヒコが造塔されている目的としては次の4つがあると言われています、
@庚申塔の主神
A道祖神
B屋敷神
C道標

21.大橋・猿田彦太神

大橋・猿田彦太神
万延元年庚申(1860年)
須恵の農家
須恵にある大きな門構えの農家 
須恵
16、須恵・如意輪観音

30.須江・地蔵

19.大橋・黒石神社近くの地蔵

20.大橋・黒石神社近くの地蔵
黒石神社から
大橋・黒石神社から 

26、赤沼・地蔵