光学・天文の歴史


星を見上げて、不思議に思ったときから天文学の歴史が始まっています。記録に残っているものでも、今から約6000年も前にそのはじまりがあります。年代順に天文学の歴史を見ていくことにしましょう。

B.C.4000
B.C.600
B.C.300

B.C.250
B.C.150
B.C.45
エジプトでは「ノモン」と呼ばれる棒を垂直に立てた日時計を使っていた。
サロス周期(日、月食が約6585日で同じ状況を繰り返す)の発見。
ギリシャの数学者ユークリッドは[光の直進][光の反射]の法則を説明する。
また、視角の概念をすでに持っていた。
ギリシャのアルキメデス(B.C.287〜212)は凹面鏡で太陽光を集めて敵艦を焼払うことを進言したと伝えられる。
ギリシャのヒッパルコスは、歳差(地球自転軸の首振り運動による)を発見。
ユリウス歴の制定(ローマのユリウスシーザー)。

120 ギリシャの天文学者プトレマイオスによる「アルマゲスト」が出される。大気差を発見。
プトレマイオスプトレマイオス(121-151)
140

200
ギリシャの天文学者プトレマイオス(121〜151)は、[テトラビブロス]の中で屈折に関する知識を
述べているが、法則は発見していない。
ヘロン(150〜250)は、光線は最短距離を通るという考えを持っていた。(彼は[サイフォン]の発明者でもある)

1025
1266
1285
アラビアのアルハゼン(965〜1039)は[視覚論]を著して目の構造と視覚の原因を研究した。
イギリスのロジャー・ベーコン(1220?〜1292)は、[opus majus]の中でレンズ出現のきっかけを与える。
フィレンツェ市のサルヴィノが遠視用眼鏡レンズを発明する。

1500
1543
イタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)はレンズの研磨法について研究した。
ポーランドのコペルニクスによる「天体回転論、地動説」。
コペルニクスコペルニクス(1473-1543)
1582
1590
1596
グレゴリオ歴(ローマのクラヴィウスとグレゴリオ13世)。
オランダのヤンセンは顕微鏡を発明する。
ドイツのファブリチウスは、ミラ星(くじら座ο)の変光を発見する。

1603
1604

1608

1609
ドイツのバイエルは「バイエル星図」を出す。
オランダの眼鏡研磨工であったヤンセン(Zachariassen Janssen、ザアハリアゼン,1588〜1632)が
望遠鏡を発明したと言われる。
オランダのリッペルスハイ(Hans Lippershey,1570〜1619)が望遠鏡の製作販売を始める。
イタリアのガリレオ・ガリレイ(1564〜1642)は、望遠鏡の話を伝え聞いて、9倍の望遠鏡を作る。
1610年に木星の四大衛星や太陽黒点などを発見している。
ガリレイガリレイ(1564-1642)

1609〜
  1618
ドイツのケプラーは、「惑星の運動法則」発見する。
ケプラーケプラー(1571-1630)
1610

1611

1612
1615
1620
1656
1660
1661
1661
1663


1666
イタリアのガリレイ、望遠鏡により初めて天体観測を行う。
ドイツのファブリチウスは太陽の自転を発見する。
ドイツのケプラー(1571〜1630)は[屈折光学]の中で対物レンズ、接眼レンズ について述べており、
ケプラー式望遠鏡の原理を与えている。
フィレンツェのネリィ神父は、ガラス製作技術についての本[L’arte vetreria]を出す。
シャイネル(1575〜1650)は、ケプラーの理論に基づいてケプラー式望遠鏡を初めて作る。
オランダのスネルは光の屈折の法則を発見する。
オランダのホイヘンスは、土星の環を発見する。
イタリアのグリマルディ(1618〜1663)は回折現象を発見する。
グレゴリー(1638〜1675)はグレゴリー式反射望遠鏡の原理を発表する。
フランスのフェルマ(1601〜1665)は、[フェルマの原理]を提唱する。
イギリスのチルソンは酸化鉛を成分にしたフリントガラスの特許を得る。
グレゴリーは「光学撰集(Optica Promota)」の中でいわゆるグレゴリー式望遠鏡を提示する。
(実際に作られたのは、彼の死後、1780年頃)
イギリスのニュートン(1642〜1727)は太陽スペクトルをプリズムで観測する。(光の分散の発見)
ニュートンニュートン(1642-1727)
1666〜
  1687
1668
イギリスのニュートンは、「プリンピキア」著す。万有引力を発見する。

イギリスのニュートンは、いわゆるニュートン式反射望遠鏡を作る。
1672

1675

1676

1678
フランスのキャスグランは[カセグレン式望遠鏡]を発明する。
イタリアのカッシーニは太陽視差を発見する。
イギリスのニュートンは[ニュートンリング]を発見する。
イギリスのグリニッジ天文台が創設される。
デンマークの天文学者レーマー(1644〜1710)は木星の衛星の食を利用して光の速度を測定する。
グリニッジ天文台が創設される。
オランダのホイヘンス(1629〜1695)は光の波動説を唱える。
ニュートンはこれに対して[粒子説]を唱えていた。

1705 イギリスのエドモンド・ハレーは周期彗星(ハレー彗星)を発見する。
ハリーハレー(1651-1742)

1718
1727
1733

1747
1758
1781
イギリスのハレーは、恒星の固有運動を発見する。
光行差の発見(イギリス・ブラッドリー)。
イギリスの数学者ホール(1703〜1771)はフリントガラスとクラウンガラスをそれぞれ凹凸レンズに用いることに
よって色収差を除く[色消しレンズ]を発明した。
イギリスのブラッドリーは章動を発見する。
イギリスのドロンド(1706〜1761)は色消し対物レンズについての特許をとる。
イギリスのウイリアム・ハーシェル(1738〜1822)は天王星の発見する。
ハーシェルW.ハーシェル(1738-1822)

1783 イギリスのハーシェルは、太陽系の空間運動を発見する。

1800
1801


1802
1808
1814
ハーシェルは赤外線を発見する。
ドイツの物理学者リッター(1776〜1810)は紫外線を発見する。
イギリスのヤング(1773〜1829)は、光の[横波説]を発表する。(光の三原色、干渉の原理)
イタリアのピアジは、小惑星ケレスを発見する。
イギリスのハーシェルは、連星を発見する。
フランスのマリュス(1775〜1812)は反射による偏光を発見する。
ドイツのフラウンフォーファー(1787〜1826)は太陽スペクトルの暗線を発見する。
フラウンフォーファーフラウンフォーファー(1787-1826)
1815
1818
1821
1823
1825
1827
1830
1836
1838〜
  1839
1839

1840

1841
1842

1843

1845



1846
イギリスのブルースターは[偏光角の法則]を発表する。万華鏡を発明。
フランスのフレネル(1788〜1827)は光の回折、偏光の波動論を展開する。
ドイツのフラウンフォーファーは回折格子を使って光の波長を測定する。
チェコのプルキニエは、残像現象を研究する。
イギリスの天文学者エアリー(1801〜1892)は乱視用メガネレンズを初めて設計した。
イギリスのエアリーは、レンズ収差論を展開する。
イギリスのリスター(1785〜1869)は色消し顕微鏡を発明する。
フランスのコーシーは、光の分散理論を展開する。
恒星の視差を測定する(ドイツのベッセル、イギリスのヘンダーソンロシアのストルーヴェ)。

フランスの芸術家ダゲール(1789〜1851)は写真(ダゲレオタイプ)を発明する。
(ニエープスと共同。ダゲールは近代写真術の祖である)
ドイツのガウス(1777〜1855)は、近軸の幾何光学について論じている。
オーストリアのペッツファールは、写真レンズを作る。
イギリスのタールボットは、コロタイプ写真術を発明する。
ドイツのマイヤーは、エネルギー不滅の概念を打ち出す。
ドイツのドップラーは、波動に関する「ドップラー効果」を見いだす。
ドイツのシュワーベ、太陽黒点の10〜11年周期性を発見する。
ドイツのブンゼンは、光度計を発明する。
イギリスのJ・ハーシェルは蛍光を発見する。
イギリスのファラデーは「ファラデー効果」を発見する。
イギリスのロスは72インチ反射望遠鏡を作る。
ドイツのカール・ツァイスは、光学器械の「カール・ツァイス社」を設立。
カール・ツァイス(1816-1888)

海王星の発見(フランスのルベリエ、イギリスのアダムス、ドイツのガレ)。
1847
1848
1849
1850

1851
1853
1854
1855
1856
1857

1858


1859


1861
ドイツのヘルムホルツは、「エネルギー保存則」を確立する。
イギリスのアーチャーは湿板写真法を発明する。
フランスのフィゾーは、光速度を測定する。
フランスのフーコー(1819〜1868)は、光速度測定によって光の波動説を証明する。
ドイツのブンゼンはブンゼン灯を発明する。
ドイツのヘルムホルツは検眼鏡を制作する。
フランスのニエープス(1805〜1870)は、カラー写真術を発明する。
カール・スタインハイルは、ミュンヘンに光学工場設立。
ドイツのザイデル(1821〜1986)は、レンズ収差論を展開する。(ザイデルの5収差) 
デビルは、石英ガラスを作る。
ドイツのジーメンス兄弟は、蓄熱式加熱炉を発明する。(ガラス溶解技術の大革命)
ドイツのガイスラーは、真空放電を発明する。
ドイツのプリュッカーは、陰極線を発見、それが磁場で屈曲する事を発見する。
(テレビジョンの基礎原理)
ドイツのキルヒホッフは、放射に関する「キルヒホッフの法則」を発見する。
ブンゼンとキルヒホッフはスペクトル分析の基礎的研究を行う。
イギリスのマクスウェル(1831〜1879)は電磁場の基礎方程式を発表する。
マクスウェルマクスウェル(1831-1879)

1864


1866
キルヒホッフは、太陽スペクトルを分析する。
イギリスのハッギンスは、恒星スペクトルを研究する。(天体分光学の祖)
イギリスのジョン・ハーシェルは星雲星団総目録(GCカタログ)を作る。
イタリアのスキャパレリ、彗星と流星との関係をつきとめる。
イタリアのセッキは、恒星スペクトルを分類する。
ツァイスアッベが提携する。
アッベアッベ(1840-1905)
1867
1868


1869

1871



1872
1873


1874
1875
1876
1878
1879

1881
1882

1884

1885

1886
1887

1888


1889
1890


1891

1892

1893


1895
1896


1897


1898

1899
ユーゴー・スタインハイルは、無収差レンズを作る。
イギリスのハッギンスは、恒星の視線速度測定する。
イギリスのロッキャー、フランクランドは太陽スペクトルの観測からヘリウム発見。
スエーデンのオングストロームは、スペクトルの諸研究(波長の測定)を行う。
ドイツのヒットルフは陰極線を発見する。
ロシアのメンデレエフは、元素の周期律を発見する。
イギリスのマクスウェルは光の電磁説を発表する。
フランスのコルニエは、光の速度を測定する。
イギリスのレーリーは、大空の色の理論を発表する。
イギリスのマドックスは、ゼラチン膜の写真乾板を発明する。
ドイツのアッベは、顕微鏡油浸装置を作る。
ベルギーのオッペルマン達によって、蓄熱式連続式タンク釜が作られる。
(板ガラスの量産方式樹立)
ドイツのアッベは、顕微鏡集光器を作る。
イギリスのストーニーは、電子の概念を発表する。
オットー・ショットは、イエナ大学に論文「窓ガラス製造における欠点について」を提出。
イギリスのケルは、「ケル効果」を発見。
アメリカのマイケルソンは、光速度に関する最初の測定を行う。
ドイツのステファンは、放射に関する法則を発表する。
アメリカのエジソンは、炭素電球を発明する。
アメリカのマイケルソンは、地球とエーテルとの相対運動に関する実験をする。
アメリカのローランドは、凹面格子を考案する。(太陽スペクトル研究の発展)
ショット(1851-1935)は、イエナに移り、アッベと共同で光学ガラスの溶解研究を開始する。
ドイツのバルマーは、水素スペクトルのバルマー系列を見いだす。
イエナに、ショットの化学ガラス工場を設立する。
アメリカのイーストマンは、写真フィルムの製造に成功する。
オーストリアのアウアーは、ガス・マントルを発明する。
マイケルソンとモーリーは、地球とエーテルの相対運動に関する実験を行う。
ドイツの物理学者ヘルツ(1857〜1894)は光電効果を発見する。
ドイツのアッベは顕微鏡の理論を展開する。
ドイツのヘルツは電磁波を実験的に証明する。
アメリカのリック天文台設立。
アメリカのイーストマンは、コダック写真機を完成する。
アメリカのピッカリングは、分光連星を発見する。
ドイツのパウル・ルドルフは、イエナ新ガラスを使って無収差写真レンズ「プロター(Protar)を作る。
イギリスのダルメアーは、望遠レンズを作る。
レベデフは、放射圧を発見する。
フランスのリップマンは、カラー写真法を完成する。
エジソンは活動写真機を発明する。
写真レンズ「ダゴール」がギョルツによって作られる。
ドイツのローレンツは、電子論の研究をする。
ドイツのルドルフは、無収差レンズの「ルドルフの原理」を発表する。
ドイツのウィーンは、放射線の変位則を見いだす。
イギリスのテーラーは、写真レンズ「クック」を作る。
ドイツのレントゲン(1845〜1923)は、X線を発見する。
ドイツのルドルフは、無収差レンズ「プラナー」を作る。
オランダのゼーマンは、「ゼーマン効果」(スペクトルの磁場による分裂)を見いだす。
イタリアのマルコーニは、無線通信法を発明する。
オランダのローレンツは、ゼーマン効果の電子論的説明をする。
ヤーキース天文台が設置される。
ドイツのブラウンは、ブラウン管を発明する。
ドイツのウィットは、小惑星エロスを発見する。
フランスのキュリー夫妻は、ラジウムを発見する。
J・J・トムソンは電子論の研究をする。

1900
1901

1902
1904


1905
ドイツのプランクは、量子説を提唱する。
イギリスのケルビンは、電子模型を提示する。
イタリアのマルコーニは、大西洋横断無線通信に成功する。
ドイツのルドルフは、写真レンズ「テッサー」を作る。
オランダのローレンツは、電磁場の基礎方程式を発表する。
トムソンと長岡半太郎は、原子モデルを発表する。
ドイツのコルソは、写真電送を発明する。
ドイツのアインシュタイン(1879〜1955)は[光量子仮説]を発表する。
アインシュアインは、[特殊相対性理論]を発表する。
デンマークのヘルツスプルングは、巨星、矮星の区別を行う。
アインシュタインアインシュタイン(1876-1955)
1906
1908



1910
1911

1912
1913

1915
1916

1920
1923


1924
アメリカのライマンは、ライマン線を発見する。
アメリカのリァヴィット、ケフェウス型変光星の周期光度関係を発見。
ドイツのパッシェンは、水素のパッシェン系列を発見する。
ドイツのミンコフスキーは、四次元空間の概念を発表する。
アメリカのヘールは、黒点の磁性を測定する。
アメリカのクーリッジは、タングステン電球を発明する。
アインシュタインは、重力場における光線屈折理論を発表する。
アメリカのラザフォードは、アルファ線の放射、原子モデルを提唱する。
ドイツのラウエ(1879〜1960)は、結晶によるX線の回折を発見する。
アメリカのラッセルは、恒星スペクトルと絶対等級の関係をつきとめる。
ドイツのシュタルクは、「シュタルク効果」(電場によるスペクトルの移動)を発見。
コーニング社のサリバンとテーラーによってパイレックスが作られる。
ドイツのアインシュタインは[一般相対性理論]を発表する。
アメリカのアダムス、分光視差を発見。
アメリカのヒースは干渉計恒星の直径を実測する。
フランスのド・ブロイ(1892〜1987)は物質波の概念と共に、光の二重性(粒子性と波動性を兼ね供えていること)
を唱える。
イギリスのコンプトンは、「コンプトン効果」を発見する。
イギリスのエディントン、恒星の質量光度関係を見つける。
エディントンエディントン(1882-1944)

スイスのテボウは、多色グラビア製版法を発明する。
ドイツのハイゼンベルグ(1901〜1976)、ボルン、ヨルダン、
ディラック達は、量子力学を提唱する。
イギリスのベアードは、最初の実用的テレビジョンを発明する。
1925

1926




1927


アメリカのライツ社(Leitz)から「ライカ(Leica)」カメラが発売される。
白色わい星が発見される。(イギリスのエディントン、アメリカのアダムス)
ドイツのシュレーディンガーは、波動力学を確立する。
ベアードは、赤外線テレビジョン(暗視)の実験をする。
イタリアのフェルミは統計力学を展開する。
ドイツのブッシュは、電子幾何光学の基礎を展開する。
高柳健次郎は、世界で初めてブラウン管に「イ」の字を映し出すことに成功する。
ドイツのハイゼンベルグは量子力学の基礎となる[不確定性原理]を発表する。
銀河系の回転を測定する(オランダのオールト、スウェーデンのリンドブラド)。
アメリカのダヒソンとジャーマーは、電子の回折現象を発見する。
ハイゼンベルグハイゼンベルグ(1901-1976)
1929 アメリカのハッブルは、銀河の速度距離関係、[宇宙の膨張法則]を発表する。
ハッブルハッブル(1889-1953)

ドイツのベレックは、写真レンズ「Hektor」を作る(ライツ社)。
アインシュタインは、電磁場及び重力場の統一理論を発表する。
1930

1931

1934


1935



1937
1937〜
  1939
1940
1942
1944
1944〜  
  1951
1946
アメリカのトンボーは、冥王星を発見する。
フランスのリオは、「リオ式コロナグラフ」を作って、日食時以外のコロナ観測に成功。
アメリカのジャンスキー、宇宙電波発見。
ドイツのバーテルは、写真レンズ「Sonnar」を作る。
コーニング社で、パロマ天文台用200インチ反射望遠鏡用主鏡が鋳造される。
ドイツのルスカは、反射型電子顕微鏡を作る。
アメリカのバーデとツヴィッキによって超新星が発見される。
コーニング社で、ガラスファイバー製造が始まる。
湯川秀樹は、中間子概念を導入する。(核力の理論)
ドイツのツェルニケは、位相差顕微鏡を発明する。
BBCは、電子走査式による最初のテレビ放送を実現する。
アメリカのネッダマイヤーとアンダーソンは、中間子を発見する。
原子核反応による太陽熱源の説明(ドイツ・ワイゼッカー、アメリカ・ベーテ)。

東京光学によって、写真レンズ「Simlar」が作られる(富田良次設計)。
イギリスのヘイとアメリカのサウスウォースによって太陽電波が測定される。
アメリカのバーデ、「天体の種族」を提唱する。
星間中性水素が発見される。(オランダのファン・デ・フルスト、アメリカのユーイン、パーセル)
ロシア生まれのアメリカの物理学者ガモフ(1904〜1968)は宇宙創成の[ビッグバン理論]を提唱する。

ガモフガモフ(1904-1968)
1947
1947
1948
1951
1953

1957
1959
1960

1961〜
  1963
1961
1962
1965

1967
1969
1970

1971
1974

1975
1980
1981
1986
1989
1990
1994
1997


1999
ハンガリー生まれのイギリスの物理学者ガボール(1900〜1979)はホログラフィーの理論を発表する。
アメリカのパロマー山天文台に200インチ反射望遠鏡完成。
E.H.ランドは、初のインスタントカメラを完成する。
CBSが最初のカラーテレビ放送を開始する。
アメリカのタウンズ(1915〜)はメーザーを発明する。
ソビエトのプロポロフとバソフもほぼ同時期にメーザー理論を作りあげていた。
ソビエトによって、初の人工衛星「スプートニク1号」が10月4日に打ち上げられた。
アメリカのルナ3号が、月の裏側の撮影に成功する。
アメリカのメイマン(1927〜)はレーザーを製作する。
電波による科学的SETI「オズマ計画」が史上初めて試みられた(ドレイク)。
恒星状電波源(クウェーサー)の発見(アメリカ・サンデージ、マシューズ、シュミット)。

ソ連のガガーリン、人間による最初の宇宙旅行に成功する。
X線星の発見(アメリカのジャッコニ、ガースキー、ハオリーニ、ロッシ)。
アメリカのレースとアパトニークスはレーザーを利用して、 初めてホログラムを作ることに成功する。
3K宇宙背景放射の発見(アメリカのペンジアス、ウィルソン)
パルサーの発見(イギリス・ヒューイッシュ)
アポロ11号人類初の月面着陸成功(アメリカ)
日本産初の人工衛星「おおすみ」打ち上げ成功
アメリカのキャメロン、ブラックホールの存在を発表。
アメリカのパイオニア11号、初の外惑星探査。
アメリカのバイキング1号、2号が火星に軟着陸。
アメリカのボイジャー1号土星に接近。
NASA、スペースシャトルの初飛行に成功。
アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」打ち上げ時に爆発。
アメリカのボイジャー2号海王星に最接近。宇宙の大規模構造発見(ゲラー、ハクラほか)
ハッブル宇宙望遠鏡がスペースシャトルによって打ち上げられた。近世探査機マゼラン、金星に接近。
シューメーカー・レビー第9彗星が木星に衝突。
NASAが打ち上げた火星探査機「マーズ・パスファインダー」が火星に着陸(7月4日)。
「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が火星周回軌道に入る(9月11日)。
土星探査機「カッシーニ」打ち上げ(10月15日)。2004年に土星到着予定。
1月、ハワイ・マウナケア山上の8.3m望遠鏡「すばる」のファーストライト。

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