星にまつわる言葉

★世の中に、星という言葉が頭についたものは結構あるもんです。
意外に知らない言葉があるかもしれませんよ!

ことば 漢字 意味
ほし ●広義ではすべての天体。普通には、太陽・月・地球などを除いた天体。
  (「ほ」は日または火の意か)。
●めあて。ねらい。
●星の輝きに形取った図形。
●小さな丸い点。
●兜の鉢板に打ち付けた鋲の頭。
●九星(陰陽道)のなかで、その人の生まれた年にある星。
ほしあい 星合 陰暦7月7日の夜、牽牛・織女の二星が相会うこと。  ←知人にこの姓の人がいます!
ほしあかり 星明 星の光によるあかるさ。
ほしいし 星石 隕石の俗称。
ほしいと 星糸 飾り糸のひとつ。ほぼ一定の間隔を置いて玉状にして撚り合わせた糸。
ほしうらない 星占 星によって運勢や吉凶を占うこと。占星術。
ほしかげ 星影 星の光。ほしあかり。
ほしかぶと 星兜 鉢のはぎ合わせの鋲頭を大きくこしらえて打ち付けた兜。
ほしがらす 星烏 カラスの一種。全身、暗褐色で、白斑が星のように点在している。
ほしがれい 星鰈 カレイ科の海魚。背びれ、尾びれなどに若干の黒褐色斑点がある。
ほしく 星供 「ほしまつり」に同じ。
ほしくさ 星草 ホシクサ科の1年草。秋、白色小球状の花を頭上につける。
ほしくず 星屑 たくさんの小さな星。
ほしくそ 星糞 隕石のこと<和漢三才図絵>。            ←もう少しきれいな名前をつけてよ!
ほしくだり 星降 流星が下方に走ること。
ほしざめ 星鮫 ドチザメ科の海魚。体はねずみ色で上半に白点が散在する。
ほしじろ 星白 鹿などの毛にある白い斑点。
ほしず(づ)き 星月 額の上に白い小点のある馬の毛色。
ほしず(づ)きよ 星月夜 暗夜に、星の光が月のように明るく見える夜。星夜。       ←この言葉好きだなあ!
ほしず(づ)くよ 星月夜 「ほしづきよ」に同じ。
ほしずな 星砂 熱帯性の珊瑚礁海域にすむ根足虫類有孔虫目の中でカルカリナ科に属する原生動物。
形が星形に見えるところから、この名前がある。            ←何ともかわいい!
ほしだから 星宝 タカラガイ科の巻き貝。白地に淡褐色の雲紋があり、また褐色の点が多い。
ほしとり 星取 勝負の数を白黒の星で示すこと。
ほしぬい 星繍 日本刺繍の技法のひとつ。生地の織糸一本ずつに細くよった刺繍糸を巻き付ける方法。
ほしのいりごち 星の入東風 (畿内・中国地方で)陰暦の10月中旬に吹く北東風。    ←風情がある名前ですね!
ほしのくに 星の国 そら。天。
ほしのくらい 星の位 星座。星宿。
ほしのちぎり 星の契 牽牛・織女の二星の契り。                   ←ロマンチックこのうえない!
ほしのとうきゅう 星の等級 星の、視等級・絶対等級・写真等級等の総称。
ほしのはやし 星の林 星の多く集まっているのを林に見立てていう語。
ほしのふね 星の船 牽牛星・織女星が乗る天の川の船。
ほしのまぎれ 星の紛れ 星の光のおぼろなこと。
ほしのまつり 星の祭 七夕(たなばた)祭。
ほしのもの 星の物 酒宴の時、州浜の台に花鳥などの造り物を置かないで、大きな盃を星のように三つまたは
五つ並べた三星・五星などの称。
ほしのやどり 星の宿 星座。星宿。
ほしはら 星原 星の多く集まったところ。また、そのもの。
ほしびたい 星額 馬の額の上に白斑のあるもの。「ほしづき」。
ほしぼとけ 星仏 日曜・月曜・木曜・水曜・火曜・ラゴ・計都(ケツ)などの星を仏像のようにきざんだもの。
ほしまだら 星斑 星のような斑点のあるもの。星のような斑点のある牛の毛色。
ほしまつり 星祭 密教で、除災・求福のために当年星または本命星をまつること。七夕祭。
ほしまわり 星回 各人の運命をつかさどるという本命星のめぐりあわせ。
ほしまんだら 星曼陀羅 北斗曼陀羅。北斗法に用いられる曼陀羅で、一字金輪仏頂を本尊とし、北斗七星等を請じ
て延命・除災を修する。(北斗星、九星、十二宮、二十八宿、十王、十三仏など)
ほしみ 星見 人の運命をつかさどるという本命星を見て、その吉凶を占うこと。また、その人。星占い。
ほしみぐさ 星見草 菊の異称。                                 ←知らなかったなあ!