カヤグム
カヤグムを演奏する金栄植さん |
●東松山で開かれた折々の会にカヤグムの演奏を聴きに行った。 カヤグムは韓国の伝統楽器で、日本の琴みたいな形であるが、片方を膝の上に載せるのと、爪をつけないで指の腹で弾く技法などが異なっている。左手で弦を揺らす弄弦(ノンヒャン)の技法もカヤグム独特である。琴が13本の弦を持つのに対して、カヤグムは12本の違いもある。 ●今回の目玉は、日本の楽器との競演にあった。鼓、笛、太鼓などと韓国の楽器との音の競演である。 |
カヤグム | |
●それも単なる競演ではない。韓国の絵本「おどりトラ」の幻灯を見ながら、佐藤博さんの語りを交えての楽しい企画である。太鼓や鼓を扱う望月左武郎さん、笛の佐久間眞理さん、そしてカヤグムの金栄植(キム ヨンシク)さんの息のあった演奏に、皆いつしか話の世界に引き込まれていく。 |
「おどりトラ」福音館書店 |
2001/5/19 |