口琴(ホムス)コンサート
口琴(ホムス) |
口琴(ホムス)は、枠と振動弁からなる、 単純な楽器で、竹製と金属製のものがあ る。日本を含め、ユーラシア大陸を中心に 古くからある楽器らしい。今回は、ロシアの サハ共和国(下の地図参照)から来日した 5人の演奏者によるコンサートで、埼玉県 の都幾川村の山奥にある禅寺「霊山院」で 行われた(2000/4/15)。 雨にもかかわらず、200人くらいの観客が、 畳敷きの大広間に座り込み、神秘的な音 に陶酔した。 来日した5人演奏者(2人は女性)は次の 通り。 ●イヴァン アレクセイエフ ●スピリドン シシーギン ●フェドーラ ゴーゴレヴァ ●アリビナ シェグチャリョーヴァ ●オリガ ポドルージナヤ フェドーラさんの舌打ち奏法という口琴を裏 返しての演奏にはびっくり。 また、オリガさんは14歳という若さで、かわ いい女の子でした。 |
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●サハ共和国は、東シベリアにあり、夏には30度以上、 冬にはマイナス60度にもなる厳しい気候の国である。 北部にはツンドラ、南部にはタイガが広がっている。 |
フェドーラさん オリガさん |
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●口琴は「ジューズ・ハープ」と言われるが、ジューズは、 「ジョーズ」(あご)がなまったものと考えられている。 左上から右に向かって、ハワイ、ロシア、インド、 イタリア、ドイツ、イギリス製 これらは、フレームと振動する舌部が別の材質でできている。 |
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左から4番目がボルネオ、その他はニューギニア製 これらは、フレームと舌が同じ材質でできている。 |
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●サンザ(親指ピアノ)は口ではなく、木板や共鳴箱の上に舌を 載せたもので、一定の音階を持っている。これらはアフリカに多い。 (「楽器」ダイヤグラムグループ編 皆川達夫監修(マール社)より) |
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