わかり易いレンズの本




デジカメ、ビデオカメラなどがもてはやされている昨今であるが、それではレンズとは何ぞやとなるとなかなか難しいところがあるようだ。とかく専門書は難しく書いてあるため、初めての人を寄せ付けない。
それでも仕事でどうしてもやらなくてはならない方とか、レンズに興味があるアマチュアには、首を突っ込みたい衝動があるものだ。そんなところに登場してきたのが、ここで紹介する「図解 レンズがわかる本」だ。この本は永田信一さんが書いているが、実際にレンズ設計を仕事とされていて、レンズ講習会も熱心にされている方だ。レンズの広い範囲にわたって図解入りで分りやすく書かれているので、はじめての方でもとっつきやすい本だと思う。
レンズの基本、収差、いろいろな光学系から最新の話題まで取り上げていてわかり易い。
また永田さんはレンズ屋というホームページを持っている。そこを覗いてみると、レンズデータなども入手できて便利だ。

●レンズ屋 
「図解 レンズがわかる本」永田信一著 日本実業出版社 2004/06/26