ニート彗星(C/2001Q4) 2004/05/21


台風2号が関東の南海上を通過した後、久しぶりの晴天を恵んでくれた。透明度がいい。しかし夕方から南西の空に雲が出始めて空を漣のように断続的に通過していく。その合間をねらっての撮影。もっと北かあるいは逆に静岡あたりに出かけた方が良かったのかもしれないが、仕事が終わってから行けるところは地元の堂平山くらいしかない。はじめは県民の森のつもりであったが、どうもそのあたりの上空に雲がかかっていたので、少し西よりの堂平山を選んだ。雲がかからないときは透明度はいくぶんいいが、薄い雲が少しかかっているような感じがする。双眼鏡(7倍50mm)で彗星があるとされる場所を見ると、大きくなったコマをはっきりと見ることができて彗星と恒星の区別はすぐにわかるだろう。毎日、尾やコマの形を微妙に変化し続けながらニート彗星はしだいにこれから遠ざかっていく。
Neat(C/2001Q4)
2004/05/21 2枚合成
20:39 313秒露出
20:41 103秒露出
Nikon f=200mm(F4)
Canon EOS Kiss Digital ISO800
LPSP2フィルター
Vixen GPガイドパックで追尾
堂平山にて

擬似カラー表示によるニート彗星
2004/05/21 
20:08 240秒露出
Nikon f=105mm(F2.5)
Canon EOS Kiss Digital ISO800
LPSP2フィルター
Vixen GPガイドパックで追尾
堂平山にて

彗星が出る前の西空には二日月と金星がかかっていた。
(19:37 Canon EOS Kiss Digital、Nikon f=50mm F5.6、1.3秒露出 ISO800)