火星展開図


火星の模様
薄暗いものを海、明るい地域を大陸あるいは砂漠地帯、両極地方に見える白色の輝いた部分を極冠と呼んでいる。今回の大接近では、南極冠が良く見えている。


 ●暗色の濃い模様
  大きい広がり・・・・・・・        海 Mare(マレ)
  やや小型のもの・・・・        湖 (ラクス)
  尖った形のもの(大)・・       湾 Sinus(シヌス)
            (小)・・       港 Porutus(ポルタス)
  大きい拡がりの中の暗部・・・凹地 Depressio(デプレシオ)
  細長いもの・・・・・・・・         海峡 Fretum(フレツーム)
  その他の小斑点・・・・        沼 Palus(パルス)、泉 Fons(フォンス)
                        森 Lucis(ルキス)、泉 Aquae(アクアエ)
                        園 Silra(シーラ)、交点 Nodus(ノドウス)

 ●赤橙色の明るい地域
  広い地域・・・・・・・・・          地方 Regio(レギオ)
  細長い部分・・・・・・・          地峡 Pons(ポンス)
  岬状の部分・・・・・・・          岬 Promontoriumプロモントリューム)、角 Cornu(コルヌ)
  その他・・・・・・・・・・・         島 Insula(インスーラ)、山 Mons (モンス)、雪原 (ニクス)

*大シルチス: エジプト北岸の大流砂地帯の名前。
          Syrtis Majorは現在のトリポリ付近の海浜のこと。
          Syrtis Minorは現在のGabes湾付近のこと。
*アキダリア: アキダリアは、美の女神アフロディティ(ローマ神話のヴィーナス)のあだ名
*オリンポス山ハワイの火山に似た形をしている。直径は624km、高さ24km。エベレストの3倍弱の高さというから想像を絶する。ハワイのマウナオア山の約100倍の大きさをもつ。
*マリネリス峡谷長さ4000km、幅200km、深さ7kmと地球上のどの峡谷よりも深く幅広い。地球のグランドキャニオンでさえ、長さ446km、幅30km、深さ1.6kmであり、マリネリスの比でない。

火星の姿

 公転周期

 687.0日

 自転周期

 1.0260日

 一昼夜の長さ

 1.0275日

 会合周期

 779.9日

 軌道平均速度

 24.08km/s

 太陽からの最小距離

 2.067×108km

 太陽からの最大距離

 2.492×108km

 軌道長半径

 1.5237天文単位(約2億2790万km)

 離心率

 0.09348

 軌道傾斜角

 1.850度

 近日点黄経 

 336.049度

 昇交点黄経 

 49.565度

 太陽より受ける輻射量

 地球の0.43倍

 反射能

 0.16

 極大光度

 -3.0等

 地球から平均の最近距離での視半径

 8.94"

 赤道半径

 3397km

 扁率

 0.0052

 赤道における重力

 地球の0.38倍

 体積

 地球の0.151倍

 衛星数

 2(フォボス、ダイモス)

 質量

 地球の0.1074倍

 密度

 3.93g/cm3

 赤道傾斜角

 25.19

 脱出速度

 5.02km/s