火星 2005/11/9
●昼間は雲一つない晴天だったが、夜になると雲がひっきりなしに通り過ぎて行く。昨日よりは像の揺れは少ないものの見え味は今一つという感じだ。火星面は何となく薄いベールに覆われているようでコントラストが悪い。大シルチスが正面に見えている。 明け方、西空に移った火星を再び観測するがシンチレーションがやや悪化していたため撮影は中止する。望遠鏡を東に振って土星を観測する。高度が高いためかいくらか条件が良くて、撮影することができた。土星は現在「かに座」にあって、0.1等の明るさで輝いている。この時刻の高度は60度くらいあり、気流の状態が安定していれば良く見える条件を備えている。土星本体の視直径は18.5秒角で火星とほぼ同等の大きさで見えている。 (注)火星と土星では使った接眼レンズが違うため、二つの画像を見比べて大きさの比較はできない。土星の方が倍率が低いため、画像としては小さくなっている。 |
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by 火星くるくる(Astroarts) |
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