おうし座流星北群/2006


0時頃はまだ薄雲がかかっていて透明度が良くなかったが、一時間ほどすると靄も取れてすっきりしていた。馬頭星雲とオリオン大星雲を撮影中にたまたま流星が画面を横切った(4枚の写真に写っている)。流星の軌跡を解析すると「おうし座流星群(北群)」でることがわかる。


流星No.1 (2分露出)

流星No.2 (10分露出)

流星No.3 (2分露出)

流星No.4 (5分露出)

下図と照合すると、おうし座(北群)の放射点方向と流星の軌跡が一致する。おうし座北群は毎年11月中旬に見られる流星群の一つで、母彗星はエンケ彗星である。流星の速度は緩やかなため、望遠鏡内での撮影にも写ってくれたものと思う。この日、オリオン流星群が突発的に多く流れたらしいが、流星の軌跡から判断するとおうし座北群と見ていいと思う。
おうし座流星群(北群)の放射点
Vixen R200SS、コマコレクター
LPS-P2フィルター
Canon EOD20Da、ISO800
自宅にて(2006/11/22)