●サンショウをルーペで見てみる。果実の表面はミカンみたいにでこぼこで、大きければくるみにも似ている。外皮をとると中から黒い種子が一つ出てくる。これを半分に割ってみると、中空で内側に果汁が薄く付着しているような感じだ。実を裂くとき、山椒特有の香りがする。葉を手の平でパンとたたいてやると、これまたいい香りがする。
サンショウは「はじかみ」ともいう。はじは「はぜる」、かみは「カミラ」でニラのことを指している。山椒の実は裂開して中の種子を飛ばす。味が辛くてニラの味に似ているところから「はじかみ」(はじかみらの略)の名が付けられている。 |
果実 |