見沼通船堀(みぬまつうせんぼり)は、埼玉県の見沼たんぼで重要な役割を果たした人工の水路だ。見沼の真中を流れる芝川は、荒川に通じていて江戸への年貢米などの運搬に使われていた。ただ、この川はよく氾濫を起こすのと、逆に水不足という両極端を行ったり来たりということがあった。そこで芝川の両側に利根川からの水を利用するために代用水を作る。その代用水と芝川を横に結ぶのがこの通船堀。長さは東西合わせて約1km。その昔、ここを底が平たい船(ひらたぶね)が行き来していたという。1/2に縮小したひらたぶねが鈴木家住宅に展示されていたが、毎年8月に昔を偲んでこの船を通船堀に浮かべるという。
 ひらたぶね

彼岸花が咲く通船堀


見沼田んぼでは、稲刈りがそろそろ始まっていた。刈り取った稲は、昔ながらの日向干しをしている。
 キタテハ  

近くの芝川第一調節池は、現在工事中で、トラックの行き来が激しかったが、釣りを楽しんでいる人達でにぎわっていた。カルガモ、カイツブリなどの水鳥の他に、セッカやモズなどが見られた。まだ冬鳥は来ていなかったが、もう少しすると、カモ類が多くなるのだろう。今夜は中秋の名月。
   通船堀の両側は桜が植えられた散策路になっている   
おおけたで    

東浦和駅近くの通船堀公園は、竹林が美しい   
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 2002/9/21