黒木 瞳の 「モン・モエ」
●女優「黒木 瞳」。彼女が育児を題材にした絵本風なエッセイを幻冬舎から出した。心温まる挿絵と母親のやさしさが出ていて好感が持てる本だ。この本は、こどもを初めて生んだ母親あるいはこれから子供を産む女性が読むのに参考になるコメントが随所に込められている。男親の自分としては母親としての強さが出てくる一面を垣間見たような気がするが・・・。我が子の時も、同じような経過をたどっている。それも四人。改めて、この時の自分を思い出した。子供が生まれるまでの気持ち、そして生まれてから、物心つくまで、さらに物事を自分で判断できるようになるまで、それは長いようであっというまのできごとである。黒木さんの本を読んでいて、ふと昔の自分と今の自分の子供に対する対し方の変化を考えさせられた。もう一度、原点に戻ってこどもというものを考える必要があるようだ。そんなきっかけを与えてくれた黒木さんにお礼を言いたい.黒木さんのモエモエが大きくなって、親に反抗したり、いろいろ悩みを持ったり、それに立ち向かって行く姿が、黒木さんの次のテーマですね! 時期を見てその後の母親ぶりを紹介してくれることを願っています。黒木さんも子供を介して、これから演技の幅を一段と広げていくことだろう。期待したいと思う。何だか、黒木さんへのファンレターみたいになってしまいましたが・・・。(1999年9月) ●黒木さんは、12才ころから、詩を書き始めて今までに二つの詩集も出しています。 どちらも、角川文庫の中に収録されています。この二つの詩集を読んでいてよく出てくる天体が気にかかります。どうしても星と結びつけて考えてしまう習性がぼくの中にあるみたいです。一番多いのは「月」でしょうか。天体としての月というよりも自分の内面を投影するひとつの鏡みたいな存在ですね。二つの詩集から、ぼくが気に入っているひとつの詩をご紹介しましょう。
●その他にもエッセイ「わたしが泣くとき」「夫の浮わ気」、翻訳絵本「すきなの だあれ?」などを出されている。 |
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2001/5/26 |