地球照

月から地球を見ると、地球の欠け具合は、地球から見ている月と逆の部分が明るく輝いて見えている。ということは、左の月は月齢2〜3日の月であるが、月から見た地球は右側のほのかに光っている部分が明るく見えているはずだ。地球ではよく「月明かり」ということばを使う。月の無い暗闇に比べて、満月近い月が出ていると、普段見なれない光景が見えてくることがある。それだけ、月の明かりが地球まで届いているということになる。
地球は月の約4倍の直径を持っている。4倍大きな地球からの太陽光の照り返しが、月まで到達して月の夜の部分を照らしている。これが、「地球照」だ。地球明かりとでも言ってもいいかもしれない。細い月のときに一度ながめてみるといいだろう。確かに本来は真っ暗なはずの月の夜の部分が薄ぼんやりと光っているのがわかると思う。
2007/3/21 18:47
R200SS直焦
Canon EOS20Da
1sec ISO400 

自宅にて
2005/9/7
18:34 1/4sec(f=120mm F5)
Canon EOS20Da、 ISO400
EF90〜300ZOOM
自宅にて