金星の太陽面通過
●日本では130年ぶりで見られた金星の太陽面通過(14:11開始)。梅雨空に少しだけ顔を見せてくれた太陽。雲がひっきりなしに太陽面を通過していく。晴れ間が覗いたのは、はじめの30分くらいで後は曇り。少しでも見られたことで満足すべきだろう。北海道を除いて全国的に天気は悪かったようだ。真丸の金星の姿が影となって太陽に入り込んだとき、太陽の淵がはっきりと切り取られているのが見てとれた。太陽の中央あたりには小さな黒点が二つ見えているが、その黒さに比べて金星の黒さの方が濃いのが分る。黒点が黒いと言っても4000℃くらいの高温で実際は輝いているからだ。周りが明るいために黒く見えるだけ。それに対して金星はまったくの影の領域を見ているので真っ黒に見える。 | ||
望遠鏡で見た像のため上下左右が逆 |
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