Powers of Ten


大きさの比較と、それを如何にとらえるかこれは、なかなか難しい。下の「POWERS OF TEN」(宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅)は、その中では出色の出来だ。はじめてこれに接したのは、本ではなくてビデオ。野辺山の電波観測所の公開日に、たまたまこれを放映していてショックを受けた。すごく新鮮な感覚だった。その後、この本を本屋で見つけたときは、うれしかった。
物の大きさをとらえるとき、2倍とか3倍ではあまり区別がつかず物事をとらえにくい。逆に100倍とかになると大きすぎてこれもわかりにくい。やはり10倍を単位として考えるのは適切だと思う。特に微粒子から宇宙まで捉えるとなるとなおさらである。同じような考え方で宇宙をとらえたものに、大分昔の、カール・セーガンが自ら出演して監修した「COSMOS」がある。この中でも、同じような画面が出てきたのを覚えている。

長さの単位  
 
 You Tube "Powers of Ten"

日経サイエンス社 発行
 

カッパブックスの「手にとって見る宇宙」(趙慶哲 著)
の冒頭にも同じ手法がとられている。