目にある2つの視細胞


人間の目には2つの視細胞がある。明るい昼間によく働く「錘状体」(錐体)と暗いときに働く「桿状体」(桿体)。

錘状体は、細かな所まで良く見ることができて色の区別もつく。それに対して状体は、分解能力はあまり良くない上、色も解らない。夜、星を見るときには、どちらかと言うと杆状体が主役になっている。
感度は抜群だが、星の色がはっきりしない。天体写真では、あざやかに見えるものが実際の星空ではいまいちというのは、実はこの視細胞のせいなのだ。