画像処理の違い



天体写真は画像処理の仕方によって、その表情を大きく変えます。そのひとつの例をオリオン星雲でお見せします。
 
(1)基準の写真・・・一眼デジカメで写したM42を標準的に処理した場合、青の写りはいくらか抑えられてしまいます。
 
上の写真のRGB画像


(2)青(B画像)を強調した像
・・・上の画像をRGB3色分解してB画像を強調し、再合成したのが下の写真です。この処理をすると背景に隠れていた青い光の星雲が浮き上がってきます。 
 
上の写真のRGB画像

冷却CCDカメラでRGBL画像を写して合成した写真が載っていますが、これはその簡易版と言えます。今回はアストロアーツのStellaimage6を使ってこの処理をしました。普通に現像しただけでははっきりしなかった画像が処理の仕方によって強調することができます。写ってないからと言ってすぐに諦めないで、いろいろ試してみると思いがけない結果が出ることがあります。 
 記:2008/12/28