●再び、おとめ座〜かみのけ座の銀河過密地帯を撮影した。前回の撮影と合わせるとこの地帯のメシエ天体は網羅した。もちろんNGC天体は無数にあるからまだまだ先は長い。
赤経・赤緯目盛環を頼りに座標を合わせて次々に天体を導入する。目視で探すとなると暗い対象の場合、時間を多くとられてしまう。その点目盛環を使うとすばやく目的の天体を導入できて便利だ。
銀河はそれぞれ特徴ある形をしていて見飽きることがない。写真には別の銀河も写っているので探してみてほしい。恒星と違っていびつな形をしているものが多い。同じ被写体を基本的にはISO800で2枚、ISO1600で2枚撮影してそれぞれをステライメージ5(アストロアーツ)で合成した。撮影データで3枚のもあるがこれは流星が写っていたために除外したためだ。撮影した銀河は8等から10等の明るさがあるため眼視でも微かに見ることができ、視野内に目的天体が入っていることを確認してから撮影する。今朝は昨日と打って変わって気温がぐっと下がり、その上、風も少しあったため寒かった。各地で大雪という情報も入っている。そうは言っても自宅での撮影なのでバルブのシャッターを切った後はすぐに家の中に入り、ストーブで温まることができるので非常に楽である。自宅撮影のメリットはここにあり!
番外編として、りょうけん座の明るい球状星団M3を撮影して終了する。撮影終了頃には薄明がすでに始っていて東の空は白み始めていた。午前2時ころに起き出してから約4時間の観測、さすがに眠い! |
かみのけ座・おとめ座の銀河 by Stellanavigator8
(黄色文字のM天体は前回に撮影済)
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M49銀河(おとめ座 光度: 8.4等 視直径: 8.9')
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M58銀河(おとめ座 光度: 9.8等 視直径: 5.4')
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M59(おとめ座 光度: 9.8等 視直径: 5.1')
M60(おとめ座 光度: 8.8等 視直径: 7.2')
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M61(おとめ座 光度: 9.7等 視直径: 6.0')
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おとめ座銀河団(M84,M86)
M84(光度: 9.3等 視直径: 5.0')
M86(光度: 9.2等 視直径: 7.4')
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M98銀河(かみのけ座 光度:10.1等 視直径: 9.5') |
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M99銀河(かみのけ座 光度: 9.8等 視直径: 5.4')
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M100銀河(かみのけ座 光度: 9.4等 視直径: 6.9')
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2006/12/29
M49 |
4:04-4:18 4枚合成 |
M58 |
4:35-4:50 3枚合成 |
M59・60 |
3:25-3:42 4枚合成 |
M61 |
4:22-4:35 4枚合成 |
M84・86 |
5:19-5:30 3枚合成 |
M98 |
3:03-3:22 5枚合成 |
M99 |
2:45-2:59 4枚合成 |
M100 |
4:56-5:10 4枚合成 |
M3 |
5:36-5:50 4枚合成 |
Vixen R200SS直焦+パラコア
LPS-P2フィルター
Canon EOS20Da、ISO800&ISO1600
各2枚づつ3分露出
自宅にて
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M3球状星団(りょうけん座 光度: 6.4等 視直径:16.2') |
M58近くを流星が流れた(4:47 3分露出 ISO1600) |