カノープスを見てみたい!


カノープスは、りゅうこつ座のα星でシリウスについで二番目の明るさ(-0.7等)の星です。昔、中国の人はカノープスを「南極老人星」と呼んでいました。この星は地平線近くにしかめったに見ることができないため、この星を見ることができた人は長生きすると思われていたからです。日本でも老人星として西暦900年頃から知られていました。縁起のよい星で、健康・長寿にあずかろうとしたようです。日本でカノープスを見るのには今が一番いい時期です。
今でも、日本では東北中部以南でしか見ることができない星なので、一度は見てみたいという人は案外多くいます。もちろん南半球に行けば楽に見える星なのですが・・・。
また、カノープスは南の地平線近くにしか見えないために少し赤っぽく見えます。冬の空で、シリウスが真南にくるころ、地平線近くの見晴らしがいい場所で見ることができます。健康で長生きをしたい人はぜひ探してみてください。冬の最中ですから、防寒には注意を!

  オーストラリアで見たカノープス
   1986年4月6日 21:21〜21:41
   MAMIYA RB6×7
   f=127mmF4.5
  Tri-X

  【2月8日21時頃(東京)】

 

 

  

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2003/2/8