軽井沢天体観測 2006/10/19
●18日仕事を終えて一度帰宅後、北軽井沢へ向かう。約2時間の運転の後、到着したのが21時(気温7度)。天気予報は当らず曇り、いや違う。霧である。上空は晴れているのだろうが、星ひとつ見えない。仕方がないのでとりあえず観測の準備だけは整えて車で仮眠する。時々眼が覚めては外をうかがうが一向に晴れる気配がない。そして明け方の3時半頃にやっと晴れ上がった。 変光星であるオリオン座のベテルギウスが減光中ということなので、とりあえず広角で撮影する。超広角レンズ゙のため、左上に望遠鏡のファインダー、右上に「すばる」、左下にシリウスが写っている。画面上方がややボケているのは露のせいだろうか、不明である。 |
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オリオン座付近(広角15mm) |
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この撮影後、レンズの前面には露が降りて広角レンズでの撮影は不能になる。その間にも空は白み始めてくる。東の空には細い月が昇ってきた。そのため望遠鏡での月の撮影に切り替える。月を写して、今日の撮影は終了。何とも寂しい成果だ。家でも十分に撮影可能なのに軽井沢に来てまで月を撮るとは思わなかった。 |
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月齢27日と地球照 |
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19日の昼間は雲ひとつない快晴(昼ごろは気温20度)。少し山を下り、野鳥の森を散策し星野温泉「トンボの湯」に浸かってくる。内風呂が広く、露天風呂とサウナがある。このあたりはすでに紅葉が始っている。 午後あたりからすじ雲が流れ始める。北軽井沢に戻り、夜まで粘って撮影準備をしたが18時ころには雲が一面に広がり始めた。西空のスワン彗星(6等級、高度20度くらい)は確認したものの、薄雲もありしっかりとした撮影はできなかった。北の方を低気圧が通過するらしいという情報も入り、もうこれ以上粘ってもだめだと判断して望遠鏡を撤収する。 (SWAN彗星:Vixen R200ss直焦、18:30、120sec、ISO800、Canon EOS20Da) |
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まむしぐさの実 |
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噴煙を上げる浅間 |