太陽の通り道を黄道(こうどう)といいますが、その黄道にそって並んだ12の星座を黄道12宮星座と呼んでいます。太陽は1年かけてこの12の星座を通り過ぎていきます。
春分の日に太陽がいる場所(春分点)から30度ごとに区間を区切って、それぞれに名前をつけました。実際の星座は30度ごとではないので、12宮とは合いませんが、だいたい同じと考えていいでしょう。どの星座に惑星がいるのかなどによって、人の運勢などを占う星うらないが考え出されました。星うらないは西洋に限ったことではありません。古代中国で陰陽道(おんみょうどう)というものがありました。日本でもこの流れをくんで、奈良・平安時代に陰陽師(おんみょうじ)が活躍していました。陰陽師のスーパースターにはあの有名な「安部晴明(あべのせいめい)」がいます。
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