●大分県は石仏が多いことで知られています。特に国東半島を中心に、平安鎌倉期の古い石仏が散在しています。石仏ファンにとっては一度は訪れてみたい土地なのです。今から30年以上も前になりますがはじめてここを訪れたときの写真を掘り起こしてきました。写真を見ているうちに、あのときの感動があふれ出てきました。中でも熊野の磨崖仏の大きさと重量感には圧倒されました。

熊野,大日如来

熊野磨崖仏

熊野,大日如来(豊後高田市) 高さ約7m


熊野,大日如来


熊野,大日如来
熊野、不動明王
熊野、不動明王(豊後高田市) 高さ約8m

熊野、不動明王

●臼杵市深田の里には、平安時代を代表する磨崖仏群が集中しています。臼杵石仏群はホキ石仏群、堂ヶ迫石仏群、山王山石仏群、古園石仏群の4群に分かれています。磨崖仏と言っても、ほとんど丸彫りに近いためと、凝灰岩の石のもろさから、頭が落ちている石仏が多い。

臼杵の里

臼杵石仏

臼杵・古園石仏群
大日如来

 顔面の長さ約50cm

臼杵、大日如来

臼杵・古園石仏群
大日如来

1974/8/6撮影
●古園石仏群の大日如来像は当時、頭部が下に落ちた状態(上の写真)で展示されていましたが、その後の修復で元通りにされたのを知りました。そんな姿をまた見てみたいと思っています。
堂ヶ迫石仏
臼杵・ホキ石仏第一群
(左から薬師、阿弥陀、釈迦如来) 

臼杵、阿弥陀三尊
臼杵・ホキ石仏第二群
 中尊の高さ約3m

ホキ石仏第二群:阿弥陀三尊
   ※ ホキとは、「がけ」という意味の地名です。

臼杵・ホキ石仏第二群
観音菩薩

臼杵・ホキ石仏第二群
阿弥陀如来

臼杵・堂ヶ迫石仏群

地蔵十王磨崖仏

臼杵・古園十三仏石仏群

臼杵の田園風景

国宝・臼杵石仏公式ホームページ



両子寺・仁王(国東)


●宇佐八幡宮で知られる宇佐市には五百羅漢で知られる東光寺があります。斜面に並べられた羅漢たちの表情はさまざまで、修行に励む姿とは違った普段の姿をのびのびと表現しています。

東光寺・五百羅漢(宇佐市)

東光寺・五百羅漢

東光寺・五百羅漢