木彫りと石像



星見に出かけるとき、昼間は何もすることがない。そんなときは、近くのお寺や神社を
よく歩く。木彫りの像に出会うのは、まれであるが、石像にはよく出会う。
寺の片隅や、道端に置かれた石仏には、ひかれることが多い。下の石仏は修那羅峠
のものだが、多くの小さな石像が神社の境内に置かれている。山の自然に溶け込んだ
姿は何ともほほえましい。
木彫り像は、微笑仏で有名になった木喰上人による作だが、ふっくらとした顔の特長は
ここにも現れている。特別に見せていただいた物を撮影した。
星の写真同様に、こういう写真を撮るときは、じっくりと腰を落ち着けないと満足いく写真
が撮れない。同じ場所に何時間もいたり、又別の日を選んで写しに行くことも多い。




   
山梨県下部町山之神社の「山の神像」(木喰 作)



            
長野県修那羅峠の石仏