イラスト

実視等級   -26.8等級
平均距離   1億4960万km(地球から)
絶対等級   +4.7等級
赤道半径   696000km(地球の109倍)
自転周期   25.38日   
赤道傾斜角  7.15
視半径     15′59″.64
質量(地球=1) 332946
平均比重   1.41
扁平率      0
表面温度   約6000°K
スペクトル型 G2型          

ナイルの河口に花開いた古代エジプトでは、恵み多き太陽を崇めて「ラー」の神を創造しました。
エジプトでの生活はナイルとの結びつきが強く、氾濫の恐怖とともに、その後の肥沃な大地を作ってくれる河との共生は切り離すことができません。
 氾濫の時期さえ逃れていれば、こんなに恵み多き河はなかったのです。夏至の氾濫期の頃太陽とともに昇ってくる明るく輝く一つの星がありました。シリウスと名付けられた全天で一番明るい星です。古代エジプト人はこのシリウスを見てナイルの氾濫を予知することができました。エジプトではこうして、紀元前3000年において、早くも1年が365日であることを発見していました。
エジプトの1年は夏至に始まり、夏至に終わる暦でした。生活を主体にした最も合理的な暦と言えるでしょう。

★★★

    わたしたちの生活に欠かせない太陽。普段、意識にものぼらない対象が、あるとき眼をひきます。朝日や夕日、あるいは日食のときなどは見慣れない姿に、うっとりしてしてしまいます。                                                   ★★★