日の出・日の入り


太陽は季節によって出てくる方角や日中の高さが違っている。春分・秋分の日近くには真東から
出て真西に沈むが、夏至になると、出と入りの方向が北に移動しているのが図からわかるだろう。
冬至には逆に南に偏る。この図から解ることはまだある。
冬の太陽の出ている時間すなわち昼間の時間が短いこと、逆に夏は昼間が長いことが読み取れ
ると思う。
それに、昼間の影の長さを想像できるだろうか?冬には太陽によってできる影の長さが長く、夏に
は短い。ひとつの図からいろいろ想像してみると楽しくなってくる。日の出・日の入りの写真を撮る
ときとかの参考にもなる。
これらの原因は地球が太陽の周りを回る公転面に対して地球の自転軸が約23.5度傾いていること
による。地球上だけで考えているとわからないことも、一歩外に出て上から見下ろすと、案外簡単な
ことだったんだなあと解るものだ。