草木染め


マリーゴールドの花で染めると

想像できないような緑色になりました(2003/10/22
()内は媒染の種類 
  

草木の葉や枝、樹皮などを煮出した液で布を染める草木染め。温度、季節、布の種類、媒染の種類などによって、同じ葉っぱでも仕上がり具合が異なる。まったく不思議な世界である。ぼくは妻の仕上げた作品を見るだけであるが、植物の持つ力を今更のように感じている。

草木染めの基本的な手順(参考)
 (1)草を採ってきて、よく洗い、細かく切ってなべに入れる
 (2)なべに水をひたひたに入れ、沸騰させ煮出す。沸騰してから煮出すまで約20分。
 (3)煮汁を漉す。
 (4)漉した煮汁に布を入れ、煮る。斑にならないように、よく動かす。
 (5)約10分で火を止める。約20分そのままにしておいてから、布を取り出す。
 (6)染まり易くするために媒染をする。斑にならないようによく動かす。20〜30分媒染をする。
   (媒染がミョウバンの場合は、染める布の重さ100gに対して5gのミョウバンを湯で溶かした後
    2リットルの水を入れて作る。)
 (7)布を出して水でよく洗う。
 (8)煮汁をもう一度煮立てて布を入れる。10分くらいしてから火を止める。
   (温度は沸騰しなくても50〜60度くらいでも良い)
 (9)冷めるまでそのままにしておく。
 (10)冷めたら布を出して、水でよく洗う。
 (11)布を日陰で干す。(濡れているときは日光で脱色しやすいため。)
2001/6/24   染色:加藤美枝子


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