「赤道座標」
星の絶対位置を表すために、地球の自転を基準にした座標系のひとつで、赤経、赤緯の二つの数値で天体の位置を表します。
赤経 |
α または
R.A. =Right Ascension |
春分点を基点(0時)として、東回りに24時までの数値で表されます。 |
赤緯 |
δ または
Decl.=Declination |
赤道面を基点(0度)として、南(ー)北(+)にそれぞれ90度までの数値で表されます
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赤緯の基点となる赤道面や、赤経の基点となる春分点は歳差運動などによってわずかずつ移動していきます。そこで、その時点での見かけの赤道座標のことを、視赤経、視赤緯(視位置)と呼び、変動分をならした赤道座標のことを平均赤経、平均赤緯と呼んでいます。1991年までは西暦1950年を基準とする平均赤経、平均赤緯(1950年分点、B1950.0)が主に使われてきましたが、1992年から西暦2000年分点(J2000.0)に改められました。

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