「黄道座標」
  太陽の通り道を黄道と呼び、黄道面(黄道を含む平面)を基準にした座標系を黄道座標と呼びます。太陽系の各惑星の軌道面はほぼ一致しているので、地球からは、惑星たちも太陽と同様に黄道に沿って動いているように見えます。そのようなわけで、黄道座標は、主として惑星や月など太陽系内の天体の軌道や位置を表す際に使われます。
黄道座標の経度は黄経(λ)、緯度は黄緯(β)と呼ばれます。

黄経(λ) 春分点を基点(0度)とし、東回りに
360度までの数値で表されます。
黄緯(β) 黄道面を基点(0度)とし、南(ー)北(+)
にそれぞれ90度までの数値で表されます。


座標の原点を太陽中心にとったものを日心黄道座標、地球中心でとったものを地心黄道座標と言います。