アンチ・ディフラクションマスク



ひとつの実験をしてみた。
主鏡(口径160mm、f=1000mm)のすぐ近くに左のような穴明きマスクを取り付ける。取り付けのときに斜鏡の3本ステーの方向と穴明き方向が重ならないようにする。つまり主鏡を真上から覗くとステーが見えないように取り付ける。

このマスクをつけると全体の光量は当然減ってしまうが、明るい星から出る線を弱めることができる。本当にそうなるのかを実際につけてやってみると確かに効果はある。つけないときには1本の線が斜めに出て見苦しい感じであったのが、マスクを付けることによって無くなっていた。それにコントラストが上がっていて暗い星まで同じ露出なのによく写っている。

マスク無しのすばる像

マスクをつけたすばる像
これは、回折(ディフラクション)のいたずらを消すためのひとつの手法だ。こうすることによって小さな7つの鏡からの像を合成したのと同じ効果が得られる。一種の多面鏡と考えればいいだろう。
2003/12/12