海野宿



長野県東御市(とうみし)にある海野宿(うんのじゅく)は寛永二年(1615年)に中仙道と北陸道を結ぶ北国街道の宿駅として開かれた。道の中央には柳が植えられ用水が流れている。電信柱がないため街並みがすっきりとしている。
9時前に着いたときには人影はほとんどなく朝顔が軒下につるを伸ばし静かな佇まいを見せていた。小物や骨董品、風鈴、そば屋などが軒を連ねていて10時過ぎには店が開く。
富裕の家では屋根の上に張り出した袖壁「袖うだつ」が造られ、防火壁の役目をしていた。「うだつがあがらぬ」という言葉はここから生まれていて、貧乏な家ではうだつ(卯建)を上げることができなかった。
今日の宿は小諸の山間にある菱野温泉「常盤館」。登山電車で行く展望露天風呂で知られた宿だ。

海野宿の街並み


道祖神

店の看板


卯建(うだつ)が上がる家

海野格子

半鐘


マンホールの蓋

道の中央に用水が流れている

風鈴屋

招き猫

つるべ井戸


2006/8/15 海野宿にて