金星の位相変化



茜色に染まった空に煌々たる光を放って輝く金星の姿は誰の眼にも印象的だろう。望遠鏡で見ると感動がさらに広がってくる。太陽に近づいた金星を写す場合、暗くなってからでは高度が低くなって大気のゆらぎの影響をもろに受けてしまう。そこで真昼の空に金星を見つけて写す事になる。金星は月のように満ち欠けするが、月と違うのは欠け方が大きい時ほど視直径が大きくなることだ。内合6日前までの48日間の「宵の明星の位相変化」を追ったのが下の写真だ。この間に視直径は30.8"〜61.3"と2倍近く変化している。

上記写真をモノクロ化
Vixen FL80s 、LV7mm
Qcam_pro4000
1/50sec〜1/300sec
200〜800frames
IR_cut_filter off
Registaxで合成処理

地球・金星・太陽の位置関係 (by Stellanavigator7)