シュワスマン・ワハマン第3周期彗星
(2006/5/3 北軽井沢にて)
●家を朝5時に出る。今日からゴールデンウィーク後半の始まり。高速道路は渋滞で行き着けるか分からないので思い切って早出をしたわけだ。関越道を東松山から乗り、軽井沢へ向かう。車は混んでいるもののスムーズに流れている。早出が当たって軽井沢には7時前に到着する。埼玉では雲ひとつ無い快晴であったのが軽井沢に入ると、曇り空。低い雲がこの地域だけ覆っているようだ。他の観測地を探そうかと悩んだが初めの計画通り北軽井沢に向かうことにした。中軽井沢駅前から右に折れて浅間方面へ登っていく。高度が増すにつれて雲がしだいに取れてきて、北軽井沢に着くころには雲ひとつない快晴となっていた。あとは夜を待つのみ。昼間は近くの古瀧花木野草苑に足を運んでしばし休息することにした。水芭蕉が早くも咲いている。尾瀬より暖かいということなのだろう。それでも軽井沢に着いたときには道路に表示された気温情報は1度、冬支度をしていないと寒さに負けてしまうほどだった。そうそう、野草苑に隣接する古瀧庵の蕎麦はなかなかうまいことを付け加えておこう! |
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(北軽井沢:東経138°36′北緯36°28.5′) | |
浅間山を望む | |
白根・草津方面 | |
●19時過ぎから彗星観測の準備に取り掛かる。赤道儀を組み立て、鏡筒、カメラなどを取り付ける。観測は天文薄明が終わる21時過ぎから24時まで行うことにした。若い頃であれば明け方まで頑張るところなのだが頑張りすぎると翌日がきつい。切りのいいところで機材を車に積み込み、シュラフにもぐりこんで5時間ばかり仮眠する。朝5時過ぎに北軽井沢を出発して帰路に着いた。今回は透明度が良かったので星雲も3点ばかり写してきたのでそちらの方もご覧になってください。 星雲写真 |
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C核の擬似カラー表示(21:51−21:56 30秒露出10枚・メトカーフ合成) |
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●核を取り囲んで、濃度の濃い部分の周りに淡い緑色をしたコマが大きく広がっていた。B核の方がこの傾向が顕著に現れている。 |
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