「地動説」
 地球が運動することにより、天体のみかけの動きを説明するしようとする説。古くは古代ギリシャのフィロラウス(紀元前5世紀ころ)から始まり、アリスタルコス(紀元前310〜230年)などが、この考えを持っていましたが、アリストテレス(紀元前384〜322年)やプトレマイオス(紀元85〜165年)などが、地球は不動であり、天体が地球のまわりを回っているという天動説を打ち出して、長くこれが思想の中心をしめていました。1543年になってニコラス・コペルニクスが「天体の回転について」という書物の中で地動説を再び説きました。コペルニクスの死後200年くらいしてからやっと、一般にも地動説が認められるようになりました。
天動説


   コペルニクス(1473-1543)