金星 2006/1/12



内合まで1日に迫った昼間の金星。小刻みに像は揺れていてシーイングは良くない。そのためリムの細い両端部のシャープさに欠けている。太陽と金星の角距離は5°57′あり、青空の中でも見ることができる。明るさは-3.9等、視直径は62.6"。

小刻みに揺れていたリアルイメージ(モノクロ)

合成すると像は滑らかになるが厚みが増す(カラー)

金星 2006/1/12 11:45

Vixen FL80s 、LV7mm
Qcam_pro4000
1/200sec 、500frames
IR_cut_filter off
Registaxで合成処理

  金星と太陽の位置 (by Stellanavigator7)

内合の時でも細い金星が見えるのは、地球の軌道面(黄道面)と金星の軌道面が約3.4°傾いているために同一直線上には滅多に来ないためだ。
内合のときに、軌道面が交わる方向に金星と太陽があるときには太陽面に黒い金星が通過していく姿を見ることができる。
2004年6月8日の太陽面通過)。

       地球ー金星ー太陽の位置関係 (by Stellanavigator7)